「本当に……いい?」
春馬くんが、私の顔の横に両手をついて私を見下ろす。
ベッドがギシっと音を立てた。
「は、初めてなので……その………」
そこまで言いかけると、春馬くんが微笑んで言った。
「……………優しくするから」
そして再び降り注ぐキス。
繰り返されるキスの間に、春馬くんの手が、ブラのホックを外した。
ブラの締め付けから解放されると同時に、恥ずかしさがこみ上げてくる。
思わず胸元を手で隠すと…
「…本当に俺、襲ってるみたい。赤ずきんとオオカミ…みたいな?」
私の緊張をほぐそうとしてくれたのか、春馬くんは冗談を言って笑った。
だから、私もその冗談に乗ってみる。
「…こんなかっこいいオオカミさんに襲われるなら本望だな。」
そう言った私の、胸元を隠している手の甲にチュッとキスを落とす春馬くん。
「じゃあ………食べちゃうよ。」
そう囁かれたと同時に、私の腕をそっとどかし、胸の膨らみにキスを落とされた。
その瞬間、身体中に電気がピリッと走った。

