「し、知ってたって…何を……」
「夏海が、先生とお付き合いしていること。」
そう言ってお母さんは、フッと笑った。
「玄関で立ち話もなんですから、先生、どうぞお上りください。」
お母さんがリビングに姿を消した後、春馬くんと顔を見合わせた。
「お母さん…知ってたって言った…よな?」
「う、うん…」
何で?
どうして?
お母さんは、私が教師と付き合ってること知ってても…
それでも、毎晩私が家を出るのを許してくれてたってこと?
そんな疑問を抱きながら、春馬くんとリビングへ向かった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…