22歳 12月31日

良樹が来てくれた。
この間の言葉の意味がわかったというのだ。

まさかと思い聞いたところ、彼の中にも住人がいるということを教えてくれた。

二人して解離性障害を患い、今後付き合っていけるのか心配になった。
その心を読み取ったのか良樹は

「なにも心配することをはない」

と言ってくれた。
複雑ではあったけど、嬉しかった。

二人で、というよりはみんなで、ゆっくり進んでいこうと話をし、私は泣いた。
怖くて泣いた。