十人の住人

17歳 夏休み③ 零side

俺は零だ。
人格としてかくりつした時から名前があった。

年齢は28歳。
桃よりかなり歳上だった。
ちょうど良樹さんと同じくらいだった。

「なんで自覚させたんだ?」

俺は純粋に気になっていたことを聞いた。
いままでバラさずに過ごしてきたのに…
ももが混乱しないようにと頑張ってきたのに…

全て壊された気分だった。

良樹さんが口を開いた。
それは意外な言葉だった。

「ごめんね」

謝ることを知らない人だとばかり思っていた。
びっくりした。

「別にいいって。いずれバレるし。」

と返した。
そんなことは無い。

正直、バラすのは俺自身がよかった。

でもまぁバレてしまったことは仕方がないと思い、良樹さんにあるお願いをした。

俺と良樹さんの二人の秘密にした。