"由依side"

いま目の前にいる
理タがものすごく怒っています

「健人〜なにやってんのよ〜。由依たちやっと初になるはずだったんだよ〜?」

「え?!お前らまだだったのか?!」

「…うっせーんだよ。とりあえずお前一生口閉じてろ」

只今の理タは子犬なんかではない

間違いなくオオカミだ

ものすご〜く怒ってる

そっとしておくべきか?

「り、理タ?どうする?部屋元に戻す?」

「は?由依は俺のとこだっつーの」

はいでました〜、理タの由依呼び〜

「ってか由依は俺と風呂入んの」

「は?!」

「あの〜私たちいるの忘れてない?」

ナイス茉央!!!

「理タ、由依めっちゃ胸でかいから鼻血ださないようにね!」

ウィンクしながら言った茉央

前言撤回!ナイスじゃない!バカ茉央!

そんなこんなあって…

ご飯を食べて理タと一緒に部屋に戻る

…そして

部屋はまるで犬小屋のように…

いや、オオカミ小屋となって

わたしの初めては理タに捧げることができた