"理タside"


今日は雨だから、窓を飛び越えずに玄関からゆ〜の部屋に行く

「ゆ〜いるー?」

呼んでみたけど返事がない

いないのか?いや玄関にローファーはあった

「ゆ〜入るよー?」

俺はそう言ってゆ〜の部屋のドアを開けた

そういえばここから入ったの久しぶりだ

すると顔を真っ赤にして苦しそうに息をしているゆ〜がベットに横になっていた

「ゆ〜?!大丈夫かよ?!」

俺は滅多に熱を出さないゆ〜をみて焦って声をかけた

ゆ〜のおでこに自分の手を乗せてみる

「あっつ…。待ってろよ、ゆ〜」

下に降りて体温計とスポドリを持ってゆ〜の部屋に行く

何回も来たことあるし泊まったこともあるから大抵の物の場所は把握している

まさか今日役立つとは…。

あ、まてよ。冷えピタないじゃん

ん?俺の家になかったっけ?
先週お袋が熱出した時使ってた気がする

余ってるかもしれねぇ

俺は一回自分の家に戻り冷えピタを探す

なんで自分ちの物は把握してねぇーんだよ

「あった…」

冷蔵庫の中に冷えピタが入ってた

俺は冷えピタを持ってもう一度ゆ〜の部屋に向かった