「…ということだわかったか?だからこの国も人が沢山いて賑っていたろ?」
「ええ、町は暗くても民は明るかったわ」
でも、ここのお城の中は‥…

パンパンッー
スロークは手を叩き世話係を呼んだ。

「こいつを寝室へ連れてけ」
えっまさか…

私は強くベッドにおろされた

「きゃっ…‥」
スロークはまるで獲物を狙う鷹のような目で私を見つめながら顔を近づけ、手がドレスの中に入ろうとしていた

「やめて!誰か!“グアン”!」


「…‥お前まであいつを」


スロークは私からスッと離れ、部屋を出て行った。溜まってた涙がこぼれ落ち、彼の心の内など知る由もなかった‥…






ーダンッ
「くそっ何で俺には、誰もっ‥……」