「ここの国は元々ライト王国の一部だった」

ー500年前ライト王国王妃は元気な男の子の双子を産んだ。一人は親に似て明るい金の髪にガラスのような青い瞳。しかし片方は顔立ちは似ているものの黒い髪に赤い目だった。


そこから王国は急変した。あらゆるところから闇が生まれ数日で闇に包まれた。

城の人々は“原因はあいつだ”と言って黒髪の男児を遠くに城を築いて世話係と住まわせた。
城と城の間に壁を築き扉をつけ術師に結界を張らせ王国を分けた。


この王国をアポズイト王国とした。


ライト王国の城では必ず同じような双子が生まれるようになった。そしてまた王子を両国に分け続けた。再び闇に包まれないため次第に女性を生け贄としてアポズイト王国へ差し出すようになった。

女性は王と一晩を共にし、子を産んだ。その習慣が今まで繰り返されたー