今は、上原が怖いなんて感情よりも怒りが勝っていた。
「なんだよ俺なんか睨んで。」
「そりゃ睨むに決まってるでしょ!
あんたなんかずっと恨んでやるんだからー!」
これ以上いても意味がないと思い、私はそれだけ言い残して帰ることにした。
私が出口まで向かい、通ろうとすると手下の人たちは急いで道を開けてくれた。
多分上原に刃向かう私をすごいとでも思ったのだろうか。
そんなことはどうでもいい。
一刻も早く家に帰って寝て、今日のことは全部忘れたいと思ったからだ。
そんな時……
「小野田さん。」
と、須藤くんが私を呼び止めた。



