「そんなの信じれるわけないでしょ!
とにかくこれ以上私は上原と話すつもりないから。」
そう言って私は立ち上がろうとした瞬間………
「………んっ…!?」
壁に体を押し付けられ、強引に唇を塞がれる。
一瞬何が起こったのかわからなかった。
うそ……私、上原にキスされてる……!?
どうして……?
なんで……?
上原には夏帆がいるのに……!
そう思い、必死で胸元を押して抵抗するけどすぐ手首を掴まれ、腕も壁に押し付けられ逃げ場を失う。
だんだんと息が苦しくなってきた。
深く、きつく重ねられる唇に抵抗はもうできなくて………
助けて……。
目をぎゅっと閉じ、涙がじわりと浮かんできたその時………
「海斗、だからやりすぎだって。」
と言う須藤くんの声が聞こえてきた。
須藤くんに今のを見られていたのだと思うと恥ずかしい。
でも……
須藤くんの言葉のおかげでようやく上原から解放される。



