次の日
昨日は全然眠れなくて、寝不足のまま学校へと向かう。
その途中で私は昨日は夢だと何度も心の中で唱えた。
そして、学校に着き教室に入りたいのに緊張して入れない。
そんな時後ろから………
「小野田さん?入らないの?」
という、須藤くんの声が聞こえてきた。
「………っ!?」
叫び声が出そうになり、慌てて口を抑える。
振り向くと、いつものように爽やかな笑みを浮かべる須藤くんがいた。
だけどやっぱりガーゼで傷を隠していて………
もしかしてその怪我も、昨日みたいな喧嘩が原因なのかな。
って何考えるんだ!
昨日のは夢だ夢!!