「えっと………外で待っててほしいです……!」
「………え?」
私の言葉に驚いた様子の須藤くんに私は言葉を続けた。
「須藤くんにも、言いたいことがあるの。」
じっと、須藤くんから目をそらさずにそう言えば、彼は眉を下げて笑いながら
「わかった。じゃあ待ってるね。」
と返しその場を後にした。
途端に静かになる。
上原に視線を向けた時、ちょうど彼は私の前でしゃがんだ。
「寒くねぇ?」
「………うん、大丈夫。」
さっきブレザー着たばっかだし、不思議と寒いとはあまり感じない。
「またお前巻き込んだな。」
「いや、今回は私が悪いし……
上原は怪我してるじゃん。」
須藤くんだって。
「お前は悪くねぇよ。
怪我も平気だし。」
そう言って、上原は笑った。
綺麗だった。
「………っ、ありがとう。
助けに、来てくれて……」
「………お前な、なんで泣くんだよ。」
私の頭の上に手を置く上原。
「だって……
上原のこと、まだ全然知らなかった。」
あんな辛いことがあったというのに、上原は優しさを残していて。
「そりゃ当然だろ。
全部言ってなかったし。
だから泣くなって、な?」
上原の声は優しくて、涙は止まらない。
「ほら、あんま泣かれると目の上腫れるだろ。
俺が泣かせたって慎也にキレられる。」
「………っ、なにそれ……」
上原はどうやらわかってたようで。
私が、何を話したいのか。



