人気者の上原はいつも不機嫌




ーーいつもなら会話が続くのに、今日は2人の間に沈黙が流れる。


気まずい……。


すごく気まずくて無理!
うまく話せない。


「なぁ。」


私の最寄りに着き、そこから歩く帰り道。


ようやく上原が言葉を発した。
それだけなのにビクッと震えてしまう。


「そんな怖がるなよ。
なににビビってんの?


もしかして……こんなヘタレな俺に対して怖がってんのか!?」


冗談っぽく話し、笑う上原。


いつもは「バカじゃないの?」って返せるのに、今日は何も言えない。