「………じゃあ、美月さんは悪くないんですか?
上原を利用して、上原の仲間を傷つけて。
美月さんだけが悪いとは思わない。
だけど他人のせいにして、それって結局逃げてるんじゃないんですか?」
上原はもう、前に進んでるよ。
過去を抱えていても、もう二度とあんなことはないようにって
自分が1番に立って
誰よりも仲間思いで
こんな私にだって、助けに来てくれた。
一瞬、揺らいだ。
その瞳が。
返答に、困っていた。
「……るさい。
うるさい……!!
じゃあなに?
向き合えば淳一は私を思い出してくれるの!?
だったらこうするしかないじゃない!
淳一奪った海斗から、今度はあんたを奪ってやるの。」
そして美月さんは立ち上がった。
私から顔は見えなかったけど、
「2人とも、こっち来て。」と誰かを呼んだ。
そうしてやって来たのは、ガラの悪そうな2人の男。
今のやりとりを見たのだろう、少し戸惑っていた。



