人気者の上原はいつも不機嫌





「小野田さん。」


須藤くんが、私の名前を呼ぶ。
振り向くと彼もまた自然に笑っていた。


「海斗は今日、仲間と会うって言ってたから家にはいないと思う。


だから連絡したらすぐ繋がって、海斗と会えると思うよ。」


思い立ったらすぐ行動、とでも言うかのように須藤くんは話した。


「………須藤くん……」


「ほら、真菜早く行く!
こんな私の親友でいてくれてありがとう。


………また、明日。
ゆっくり話したい。」


「夏帆………」



その時、決心がついた。


自分が今、何をすべきかって。



「………2人とも、本当にごめん……!
ありがとう……!」


急いで荷物を持って、2人に見送られながら教室を後にした。