人気者の上原はいつも不機嫌




それ以上、何も言えなくてただ黙っている私に対して須藤くんのお父さんは初めて優しい笑顔を向けた。


その笑顔も、どこか須藤くんと重なる部分があって………。


「本当にありがとう。
巻き込んでしまって悪かったね。」


「あ、いえ……大丈夫です。
私も話せてよかったです。」


初めてあった時のあの表情がずっと気になってたから。



「でも、実は本当に君と話したかったのはここからなんだ。」


「ここからですか……!?」


てっきり終わったと思ってたから驚いた。


あまり長居しすぎるとさすがに須藤くんも帰ってくるんじゃ………


いや、もう帰ってきても大丈夫か。
やましいことなんて一切ないし。



「その、慎也って女絡みがあまり良くないだろう?


こんな俺がいうのもあれなんだけど、君はそんな慎也を受け入れてくれてるのかなって思って。」



………受け入れる、受け入れない。


今の私たちはその段階じゃない気がする。




だからそもそも私と須藤くんって、どんな関係なんだろう?


手つないだりとかの関係じゃない。


キスだってしてるし、そんな須藤くんを受け入れてる自分もいて。