人気者の上原はいつも不機嫌





だけどやっぱりどうすればいいのかわからないまま、放課後がやってくる。



「……うわ、何これ。
難しい……!」



ただいま、上原が先生に渡された問題を私が解いてます。


普通にわからない。


「は?お前バカだろ。
これは基本問題だけど?」


そんな上原に指摘されたところは、落ち着いて考えれば確かにわかる問題だった。


恥ずかしい……。


「学年1位も落ちたもんだな。」


そう言って上原は笑ってくる。
今度は悔しい……!



「絶対自力で解いてやる!」
「早く終わらせないと家で明里が待ってるぞ?」


そんなのわかってる!


でも上原はできるから、代わりに私がやるのだ。
自分の勉強も含めて。


だけどわからないものはわからない。



「……須藤くん、これ何番だと思う?」
「これ?これはね…………3番かな。」


「えー!なんでー!」
「それはほら、ここの英文見て………」


上原と違って須藤くんの教え方は優しい。


まあわかりやすいのはどっちも同じなんだけど。



………なんか、私が1番賢いはずなのに2人に教えてもらってるって


今度のテスト結構やばくないか私?



もう今から本気モードにならないと。


そう思い、解き終わった頃にはもうすでに一時間近く経っていた。


「や、ば……!
ごめん2人とも遅くなっちゃって!


解き終わったよ。
じゃあこれ先生に渡してきて。」


「りょーかい。
ちょうどお前、何問か間違えてるからよかったわ。」


「え、嘘……!
なんで言ってくれなかったの!?」


「間違ってくれなきゃ困るから。」


さ、最低……!
そんな私を心の中でバカにしてたんだ絶対。