その時ようやく目から涙が溢れてくる。
だけど………
「………なんで、あいつらは俺と真菜の邪魔をする。」
そう、小さくつぶやいた洸哉を見た瞬間
ゾクッと身体が震えた。
それからしばらくして、どっちが勝つのか。
結果は目に見えた。
圧倒的に須藤くんと上原たちが優勢で
だからなのか、喧嘩を抜けてきた須藤くんと上原がこちらに向かってきた。
「……國崎。
大人しく小野田さん、返してくれる?」
珍しく、笑うわけでもなくただ無表情で話す須藤くん。
「……なあ、真菜。
真菜は俺のこと好きだよな?愛してるよな?
じゃあさ………俺と死ぬ覚悟って、できてる?」
ゆっくり、洸哉が話し出し私にそう質問した。
その言葉に、その表情に
私の全身が強張るのがわかった。
「俺はさ、できてるよ。
真菜となら死んでもいいと思う。
それぐらい愛してるんだ。」
その時、鋭い刃物のようなものが洸哉の服から出てきてそれを手に取った。
「………おい、國崎!!
お前何する気だ!?」
上原が声を荒げる。
その声を聞いて、私が今危険な状況なのがわかった。



