人気者の上原はいつも不機嫌




「須藤くん……」


彼が入ってきて、安心感が湧いてくる。


でもそれと同時に
罪悪感も湧いてきた。


本当は、助けに来てほしかった。


だけど、ね。
私のせいで巻き込んでしまったのが、たまらなく嫌なの………。




「やっと来た。
須藤、他の奴らは?」


そこでようやく私から離れる洸哉。


じっと、須藤くんを見つめる。



「他の奴ら?
……ああ、俺もう族やめて一般人に戻ったから。」


ふっ、と笑う須藤くんの笑顔は怖い。


洸哉とはまた違った怖さで、威圧を感じる。



「………は?
お前、やめたの?」



さすがの洸哉もこれには驚き、だけどその後に声を上げて笑い出した。


「あははっ………お前、なのにここに来たのか?
バカじゃねぇの?


男気だけはあるんだな。
それは認めてやるよ。」


そんな人をバカにしたようにして笑う洸哉は初めて見る。