人気者の上原はいつも不機嫌





ーー「………うっ……」



ゆっくりと目を開け、初めて自分が眠っていたことに気づいた。



あれ、私って何して……


何か考えようとしたらズキッと頭がひどく痛んだ。


「………っ、」


思わず頭を手で抑えようとしたら………


両手が縛られ、身動きできない状況にあるのだと気づいた。


どういうこと……?


私は椅子パイプのようなものに座らされ、手と足と胴体をロープのようなもので縛られていた。


状況が飲めない。


考えようとしても頭が痛くて、それができなくて………



「あ、真菜起きた?
おはよう。」



その時に前方から声が聞こえてきた。


ゆっくり前を向くと……



「こ、うや……」



いつもと変わらない、にっこりと微笑む洸哉がそこに立っていた。