ーー「あのー、小野田さん?」
「………なに。」
「さっきからすっげぇ視線感じるんですけど?勉強しづらいですね。」
現在放課後で、昨日と同様上原に勉強を教えている。
上原といるとやっぱり昨日のことが思い出されるのだ。
上原の無表情も、須藤くんの言葉も、須藤くんの怪我だって…………
「ねぇ。
須藤くんの怪我って本当に親が原因なの?」
と、私は上原を聞いてみるけど上原の表情は変わらない。
「さぁ?そうなんじゃねぇの。
慎也がそうだって言ってるんだし。」
「じゃあ深く聞いてないってこと?」
「………まぁな。家庭事情を深く聞くのは良くないだろ?」
………上原にしてはちゃんとした正論を言っていて驚いたけどその通りだ。



