人気者の上原はいつも不機嫌





えーっと、これで最後の問題か。


なんて、心の中でつぶやき
頑張ろうって思った時。



ガタンッと、前で大きな音が鳴った。



前を向くと、上原が目を見開き
私をじっと見つめている。


「……何?いきなり。
どうしたの?」


私が聞くけど上原は何も答えない。



「上原?」
「それ、なんだよ。」



驚くほど低くドスのきいた声で話し出すから、思わず体がビクッと震える。


それ……?


その時、ようやく上原が言っている意味がわかった。


上原の視線は私の顔の下で
首が赤くなっているのを見つけたんだ。


そして上原が私に近づいてくる。


慌てて首元を手で覆う。




「べ、別になんでもない……!」
「じゃあなんで隠すんだ。」


「そ、それは………って、なんで近づいてくるのよ……!」


そんな私に対し、上原は気にもしないで近づてくる。


危険を感じた私は立ち上がるけど、壁際のため特に意味は無く


危険な状況に変わりはない。