人気者の上原はいつも不機嫌




須藤くんがそっと、撫でるように私の頬に触れた。


その手つきはやっぱり優しくて
それだけなのに顔があつくなる。


恥ずかしくって少し顔を下げてしまう私。


「………顔上げて?」


そしたら須藤くんは優しく誘導するかのようにそう言って、無理矢理上げさせようとはしない。


だから余計に彼のペースにはまってしまう。


ある意味そんな彼の方が
危険なのかもしれない。


顔を上げれば優しく微笑む須藤くんがいて、何も言えない私はただじっと見つめる。


絶対今の私顔が赤い………本当に恥ずかしい。


そんな私を見て、須藤くんは笑う。
そしてゆっくり近づいてきて………




そっと、唇を重ねられる。




抵抗しようなんてやっぱり思わなくて
気づけば目を閉じていた私。


離されたかと思えば、少し角度を変えてまたキスされる。


それも優しく受け入れる私だったけど、彼はキスをやめようとしない。



いつもより、ずっと甘い。



こんな須藤くんは初めてで戸惑うけれど
頭はキスと比例するかのようにぼーっとしてきて思考が鈍くなる。