人気者の上原はいつも不機嫌




「あ、えっと……ごめんね色々。」


そんな須藤くんから視線をそらし、小さなテーブルに飲み物を置く。


その時に目に入ったのは、お父さんが渡したという避妊するためのもの。


「………っ!」


ぶわっと、顔があつくなってしまう。


そんな私を見たのだろう。
須藤くんが笑い出した。



「………これ、渡されてさ。
さすがに驚いたな。」


「ご、ごめん!
私のお父さんが本当にもう……!


できれば忘れてほしい!」



そう言って須藤くんを見ると、彼は綺麗に微笑みながら


「一回、使ってみる?」


と聞いてきたものだから、余計顔の温度が上昇する自分がいた。


「嘘だよ嘘。
本当に顔に出やすいんだね。」


私の反応を見て笑う須藤くん。


あ、遊ばれた……!
最悪だ。



「………須藤くんのバカ。」


恥ずかしすぎて、そういうきつい言葉しか出てこない。


「そんなに怒らないでよ。」


どこか楽しそうに笑う須藤くん。
絶対反省してないよ。