人気者の上原はいつも不機嫌




「ち、違うって!
今すぐ須藤くんに訂正して………」


「恥ずかしがらなくていいからね。
じゃあ私たちは行きましょう。」


「幸せになるんだぞ真菜。」


「は!?だから待っ………」


私の話を聞く前に2人は家を出てしまった。


な、なんなの本当に!?
私の両親は脳内ピンク色なわけ!?


静かになったリビング。


きっと須藤くんは部屋にいてさぞかし戸惑っているだろう。


………土下座、した方がいいなこれは。



とりあえず飲み物を用意し、2階にあがる。



緊張する必要ないのに、部屋に2人っきりってなんだかドキドキする。


大丈夫なんだけどさ。


大きく深呼吸してから、ゆっくり部屋のドアを開けると………


部屋にいた須藤くんがこちらを向いた。


いつもと変わらないのに、それだけでドキッと胸が高鳴ってしまう。