人気者の上原はいつも不機嫌




「……よし、お母さん行くぞ。」
「わかりました。」


そしてお父さんは1階に降りるなりお母さんを呼んだ。


………え、ちょっと待ってよ。


「どういうこと?
お父さんも行くの?」


戸惑いながら聞くと、突然お父さんが私の両肩に手を置いた。


「………真菜。」
「は、はい……」


あれ、なんかお父さん目潤んでない?



「慎也くんの気持ちは本気だ。
俺も認める。


だからもう好きにしていいからな。」


「………はい?」


え、ちょっと話が読めないんですが……!


「真菜、良かったわね。
じゃあ私たちはしばらく出かけるから、気にせずにね。


声とかは近所には聞こえないから安心して?」


声……?


さっきから2人は何言って………



「あ、でもちゃんと避妊はするのよ?
それはまだ高校生なんだから。」


「………はい!?」


え、もしかして2人はそういう話をしてたの!?


ちょっといきなり話がぶっ飛んでない!?


「ちょ、ちょっと待ってよ………」


「大丈夫。慎也くんに任せなさい。


今回は俺がもう避妊させるように使えってあれは渡しといたから。


2人も思春期で、いい年頃だ。


お互い同意の上ならもうお父さんもお母さんも何も言わない。」


待って待って、なんか語ってるけど全然そんな関係じゃないんだって!


何勝手に話進めて須藤くん巻き込んでるの!?


それにあれ渡したって………私が恥ずかしくて死にそうなんだけど!!