ーーさっきまでひどかった雨がだいぶ落ち着き
私は帰ることにした。
「須藤くん、本当に大丈夫だよ?
せっかく家にいるのにわざわざ送ってくれなくて……」
「ダメだよ。
油断した時に狙われる。
國崎はきっとそんな頃合いを見てる。」
「ほ、本当に私狙われてるの……?」
一応1人で歩くことはしてないけど、お母さんやお父さんと歩いていても誰かにつけられてる感じはしない。
「いつもかはわからないけど、必ず狙ってる。」
だから油断しないでね、と言われたから頷いた。
そして玄関に行き、2人とも靴を履いて立ち上がったその時………
ガチャッと鍵が開く音がした。
誰か入ってくる?
ドアを見ると、ゆっくりと開いた。
そして、開いたドアから入ってきたのは
落ち着いた雰囲気を醸し出している男の人。
背が高く、顔も整ったかっこいい男の人で、なんとなくこの人が須藤くんのお父さんなのかなって直感で思った。



