人気者の上原はいつも不機嫌





上原が何したいのか。
私には到底わからない。


私の反応を見て、楽しんでる?


こいつならあり得る。
だから余計腹が立つし


そんな上原にドキドキしてる自分に1番腹が立つ。


着崩れた制服を戻している上原。
それも平然とした顔で。


そんな上原から視線を外した後、たたんだ衣装を袋に入れる。


一応夏帆の衣装も家に持って帰ってもう一度チェックしよう。


なんて思いながら袋を持ち、1人ドアに向かおうとしたら………



「………っ、今度は何?」



動きを制される。


後ろから、上原に抱きしめられて。




さっきから上原の行動が読めない。
そんなこいつに私は振り回されてる。


また、落ち着いていた鼓動が速くなるし。



「さっきまであんな照れてたくせに、すぐ帰ろうとしてムカつく。」


「はぁ?」



む、ムカつくって……!
こっちのセリフ。


「とにかく離して。
さっきからなんなの。


今日の上原一段とおかしいんじゃない?」


変に優しいし、かと思えば強引だし。
わからなくなってきた。