人気者の上原はいつも不機嫌





「何笑ってんだよ。」


周りは騒がしく、誰も私たちを見てないから裏が少し出ている上原。


「ごめんごめん。
あんたらしくないって思って。」


「お前、この間俺のこと優しいって言ってたくせに今度はバカにするんだな。」


「根は優しいって意味だから!
でも、明日も着てもらうけどいいの?」


「別にいける。」


そっけないけど、やっぱり私のことを気遣ってくれてるんだ。



「じゃあそれでお願いね。
2人とも気に入ってくれるかなぁ……」



少し不安になったけど、私なりに頑張ったから悔いはない。



そして授業が始まるチャイムが鳴り、私たちは自分の席へと座った。



そして授業が始まって数分。


ね、眠たい……!
ずっと家でもやってたから寝不足なんだっけ。


頭がぼーっとしていたら
「眠てぇの?」という上原の声にはっとした。


危ない、寝かけてた……!


「寝不足なだけ。」


「へー、もしかしたら勉強疎かになって今度のテスト1位から落ちるかもな!」


少し嬉しそうに笑う上原にイラってした。
そしたら眠気が吹っ飛んだ。


「絶対1位とってやるから!」
「じゃあ寝ないことだなぁ。」


少し怒る私を見て笑った後、また前を向く上原。


………え?
結局何がしたかったの?


上原の意図がわからないけど特に気にすることもなく、その後は眠たいとも思わず授業に集中した。