人気者の上原はいつも不機嫌





ーーそれから2週間後


私たちのクラスはスムーズに進むことができ、なんとまだ文化祭まで1週間あるというのにほぼ衣装は完成した。


「夏帆、上原!


今日2人に衣装合わせやってほしいんだけど放課後時間ある?」


衣装係のみんなに頼んで、私が2人の衣装を作らせてもらった。


結構いいものが出来たと思う。



「放課後?今日はいける。」
「あんたはいけるのね。……夏帆は?」



夏帆に聞くと、少し申し訳なさそうな顔をして
「ごめん、今日は用事があって明日なら……」と言われた。


「そっか……。」


せっかくだから2人一緒に着て、並んでほしいなって思ってたんだけど……


って、まあ別に明日でもいいか。


「ごめんね?」
「ううん、大丈夫!じゃあ明日にしよう!」


「え、何でだよ。
俺は今日合わせといた方がいいんじゃねぇのか?」


「え、なんで?」


もしかして明日は上原無理なのかな。



「なるべく早く合わせといたら、手直しとか早くできるだろ。


明日2人一緒だったらお前の手間増えるじゃん。」



………思わず笑ってしまった。


まさかここで、私の気遣いされるなんて思ってなかったから。