人気者の上原はいつも不機嫌




「真菜、須藤くんも言ってたけどなんでも自分でやろうとしたらダメだよ?」


協力だよ協力!と続けて話す夏帆。


その夏帆の優しさに、須藤くんの優しさに心があたたかくなる。


気にかけてくれて、こんな風に思ってくれて
優しいなって。


そんな夏帆を見れば見る程、優しさに触れる程



ズキズキ胸が痛んで、泣きそうになる。




こんないい親友は他にいないんじゃないかって思う。


「………真菜?」


大丈夫?と心配そうな顔で私の顔を覗き込むようにして見る夏帆。


………うん、大丈夫。




「ありがとう。
でも衣装はすっごい可愛いの作るから期待しててね!」


「もー。
1人でばっかやらないでよね?」


「もちろん!衣装係のみんなと協力するよー。」


でも、主役の2人の衣装は私が作りたいなぁって思った。


2人が着ることによって、劇の雰囲気が作れるような


お似合いの、衣装を。