人気者の上原はいつも不機嫌




「本当、三嶋さんの言う通りだね。」
「えっ……わっ……!須藤くん!」


そしたら突然須藤くんが現れ、ダンボールとカッターをひょいっととられる。


「自分で仕事増やして溜め込んでどうするの?そもそも小野田さん、これやる係じゃないよね。」


「あ、まあそうなんだけど………今は仕事ないし、須藤くんだって自分の仕事があるから私やるよ。」


「俺はこの係だし、大丈夫。
力いるし、それに………」


そう言ってちらっとどこかに視線を向けた須藤くん。


「うまくやるから任せて。」


あ、あのー……少し悪そうな笑みを浮かべてますけど!?


だ、だけど……やってくれるってことだよね……。


「じゃ、じゃあお願いします……!
ありがとう。」


私は素直に任せることにした。


そしたら須藤くんは満足そうに笑う。
やっぱりかっこいいなぁ。


そして須藤くんはいくつかカッターナイフを道具箱から取り、男子の集団のところへ歩いて行った。


「みんな暇そうにしてるから仕事持ってきてあげたよー。」


「うわっ、まじで!?」
「休憩させてくれよー。」


文句を言う男子に、須藤くんは綺麗な笑顔を浮かべて


「みんなでやれば早く終わるから。
はい、1人一枚ね。」


と言って男子たちの言葉を一蹴していた。


そんな須藤くんにみんな従っていた。
さ、さすが須藤くん……!