やっぱり仲間の奴らは慎也を受け入れてくれて
『イケメンはイケメンを呼ぶんだな。』
なんてわけのわからないことを言いながら慎也を見て笑う優斗さん。
そんな優斗さんにさすがの慎也も困惑の色を浮かべていた。
意外にも慎也はすんなり仲間に入ることに肯定した。
『いやぁ、顔面偏差値が上がって嬉しいなぁ。
イケメン暴走族って名前にしようかなぁ。』
なんて少し外れたことを言うのもある意味優斗さんらしかった。
しばらくは慎也も周りと線を引いていたけど
いつしか溶け込んで、俺と優斗さんと副総長の誠(まこと)さんにだけ過去の話を打ち明けてくれた。
その時に俺もなんとなく流れで話したら
俺たちだけじゃなく、優斗さんや副総長まで色々抱えているものがあったらしくその話も同時に聞けた。
『海斗や慎也にも辛い思いがあったんだなぁ。』
『よく立ち直ってここまで来れたよな。』
と優斗さんと誠さんに言われたけど、それは少し違う。
立ち直れたのは、ここまで来れたのは
2人のいるこの族に会えたからだと思えた。
『なんか、いいなこういうの。
海斗と慎也に俺たちの跡継いでほしいな。』
『それは俺も思ってた。
海斗が総長で、副総長が慎也だな。』
もう高校三年の2人は、もしものために色々考えていたらしい。



