人気者の上原はいつも不機嫌




そんな自分に悩んでいた頃。
一度、壊れてしまったことがあった。


でもそれがきっかけで俺は“本当の自分”がなんなのか、気づくことになる。



『お前、俺の女に手出したらしいじゃねぇか。』



雨の降る帰り道。


突然3人の男に道を塞がれた。


どう見ても高校生らしいその男たちと全くが面識がなかった俺は、男の言葉が理解できなかった。


勢いよく引っ張られ、人気のいない場所に連れて行かれるとそこには傘をさした女がいた。


そいつは俺と同じ制服を着ていて、中学3年の先輩とすぐにわかった。


なぜなら前日にその女に告白されていたからだ。


もちろん断ったから、その腹いせにこんなことをしたんだろう。


ていうか男いんのに年下の俺に告白してくるってどういう神経してんだよ。


それに俺は最大限、傷つけないように優しく、なるべくプライドを傷つけないように言葉を選んで断ったはずだ。



それなのにこの女はまだ不満があると………?