人気者の上原はいつも不機嫌




その時、ちょうどガラッと教室のドアが開く。



「おーい、上原ちゃんと真面目にやってるか?」



教室に入ってきたのは担任の先生だった。
あ、危ない……。


今の会話とか聞かれてないよね?


「先生俺のことバカにしすぎだろー!


ほら、小野田が教えてくれたから課題のプリント解き終わったんだぞ!」


………教えた覚えはない。


上原が先生にプリントもらって、開始10分で終わらせたやつだ。


こいつ本当に賢いんだな。


「そうかそうか。
小野田、本当に悪いな。夏休みまでこのバカに付き合わせて。」


「あ、大丈夫です。
気にしないでください。」


なるべく自然に笑ったつもり。


「そんな2人にほれ、差し入れだ。」


「え!?まじで!
先生さすがだなー。」


真っ先に先生の元へといく上原。


うわぁ、今だけ見たら飼い主に懐く犬みたい。