「ねぇ、上原ってずっと、そうやって生きてきたの?」
踏み込んではいけないと、
前までの自分ならそう思って聞こうともしなかったのに……
今の私は上原のことがもっと知りたいと思ったから聞いてしまった。
「………今日はやけに聞くんだな。
まあいーけど。」
上原はそう言っただけなのに、私にはどうでもいいって言ってるような気さえした。
そんな上原はじっと、私を見つめてきて……
私はその目からそらさずにいたら、また上原が視線を外す。
そして上原はゆっくりと口を開いた。
「……俺と血の繋がった父親は今はもう離婚していねぇ。
今の父親は母さんが再婚した相手。
お前、これ慎也から聞いてた?」
上原の質問に私は素直に頷いた。
聞かなかった方が良かったかな、なんて思ったけど上原は特に気にせず続ける。



