「やっぱ慎也と小野田だと存在感がすごいよな。俺すぐ気づいたぞ!」
相変わらず明るい笑顔を崩さない上原。
それだけでなく、今は上原と須藤くんの2人が揃っている。
そんなの周りの女の人たちが反応しないはずがない。
あの2人かっこいいね、と反応を示していた。
どう考えても私は須藤くんがいるから悪目立ちするだけでしょ。
なんてさすがの祭りに来てまでわーわー言い返すのもどうかと思い、何も言わないでおく。
そんな中、ふと夏帆の方を見ると………
見ている私まで苦しくなるような、悲しげな目をして無理矢理笑っていた。
やっぱりこの間のこと気にしてるよね………。
そんな表情をされると、話した方がいいのかなって思ってしまう。
どっちが正解なんて私にはわからないのだけど。
「よしっ、じゃあ行くか!」
そんな夏帆に気づいているはずであろう上原は、持ち前のバカさを利用して気づかないふりをしていた。



