「……小野田さん?」
「は、はい……!」
いけない、いけない。
思わず見惚れちゃったよ。
急いで須藤くんの元に行く。
………て、いうか
「隣に並ぶの嫌だなぁ………」
こんなイケメンと一緒に歩くなんて考えただけでも恐ろしいことだ。
ましてや電車に乗るなんて、女の人の視線が怖いよ絶対。
「どうして?」
「だって、比べられる気しかしないよ。
こんな完璧なイケメンと横に並ぶなんて恐れ多いし。」
「………その言葉、そのまま小野田さんに返したいかな。」
「………え?」
私と須藤くんは駅へと向かいながら話す。
それって一体どういう………
「小野田さん、わかってる?
自分が綺麗だってこと。」
笑みを崩さないまま、そう言った須藤くん。
だけど須藤くんが落ち着いた声で言うから、冗談っぽく聞こえない。



