人気者の上原はいつも不機嫌





ーー夏祭り当日



あの日から何日か経ったため、少しだけ落ち着くことができた。


だからといって、今日どうしたらいいかなんて答えはでてないのだけど。



「真菜、あんたって浴衣似合うのね。」



……夕方から行く予定で、今は浴衣を着たところ。


お母さんは新しく買った浴衣を見て、似合うと言ってくれたから安心する。


これで似合わなかったら嫌だからね。


「………あれ、真菜!?
お前なんで浴衣着てる!」


「げっ。
お父さんいつのまに帰ってきてたの?」



いつもより早く帰ってきたらしいお父さんに浴衣姿を見られてしまった。


けっこう過保護なため、色々面倒くさいことになりそうな予感が………



「んふふー。
真菜はね、ダブルデートなのよ!」



そして母よ、どうして私より先に答える!?



お父さんはしばらくの間フリーズした後、私のそばまでやってきた。



「真菜!!
彼氏いるなんて聞いてないぞ!?


どういうことだ!?
俺は許さないからな!こんな可愛い愛娘を、どこのどいつが奪ったんだ!」



………ほら、やっぱりこうなる。


前回の洸哉の時もこんな感じだった。
あの時は結局は認めてくれたんだけど……。