族とか、総長とか、狙われるとか………
「嘘だ……。」
あの、洸哉が?
真面目で、人当たりも良くて、優しく一生懸命。
誰からも好かれて頼られてた洸哉がまさか…………
1つの暴走族をまとめているなんて。
「嘘じゃねぇ。
さっきの見てわかっただろ。」
受け入れろ、って簡単に言うけどそんなの無理に決まってる。
私の隣にいた時から、洸哉はずっと私に隠していたってこと?
「……い、いつから?
いつから洸哉はやってたの?」
「正確にはわかんねぇけど、あいつの存在は中学から知ってた。
まあでも、その時は総長じゃなかったけどな。」
中学から。
正確にはわからなかったとしても、学校にいた洸哉はそんな素振りなんて一個もみせなかった。
隠していたんだろうけど、私はそんな洸哉に気づけなかったんだ。



