人気者の上原はいつも不機嫌




ーー洸哉の元を去ってから、4人で歩いていた。



「祭り、楽しみだな!」



いつもの高いテンションで話す上原だけど、少し夏帆の元気がさっきよりもないように見える。



「………夏帆?大丈夫?」


心配になって、夏帆に声をかけてみる。



そしたら夏帆は突然、はっとしたような顔をし、


「ご、ごめん……!」
と言って、何故か切なげに笑った。



どうしてそんな表情をするのか、わからなくて


だけどそんな夏帆を見るのが苦しかった。




「あ、えっと……私用事思い出しちゃったから帰るね!


あとは3人で楽しんで!
次は祭りで会おうね!バイバイ!!」



少し空元気にも見える夏帆の姿は、明らかに無理していた。


そのまま駆け足で去ってしまう。



やっぱり何か隠してる。
様子が変だったから。


「………夏帆……!」


私は遠くなる夏帆の名前を呼び、追いかけようとしたら………




上原に腕を掴まれ、追いかけることを制されてしまう。