それを聞いて洸哉は目を少しだけ見張った後、今度は私の方を見た。
いつもと違って冷たい視線だったから、怖い。
「真菜、それ本当?」
「あ、えっと……」
うまく言葉が発せられず、何も言わずに頷いた。
だけど洸哉は黙ってしまい、沈黙が流れる。
ほんの少しの沈黙が、とても長く感じられた。
その後にようやく洸哉は口を開いたかと思えば………
「真菜は、いつのまにそんな悪いやつらと絡むような子になっちゃったの?」
って、いつもと同じ口調だったけど棘があるような、いつもより冷たい声が怖くて言葉が出ない。
「それ、お前が言えることなのかよ。」
何も言えない私の代わりに、何故か上原が返してくれる。
「真菜を巻き込んだ奴らには言われたくないよね。
俺はうまく隠してたから。」
上原の言葉に怯むことなく、洸哉はじっと上原を見つめた。
よくない空気が流れてる………。



