「心配してくれてありがとう。
実は、今は彼氏いるんだ。」
なんか聞かれたから答えてるだけだけど、元カレに対して言うのってなんだか緊張する。
だから洸哉は?って聞こうとしたけど、上原と色々あったみたいだから聞くのをやめた。
「………そっか。
そりゃ、真菜だからいて当然か。」
なんて私に返す洸哉の表情は悲しげで、なんだか引っかかった。
なんでそんな悲しい顔するんだろ。
やっぱり洸哉は洸哉で彼女とうまくいってないのかな。
もしかしたら、今は別れてるのかもしれない。
だとしたら私だけこんなこと言うのは悪いに決まってる。
なんだか気まずくなってきて、なんて返せばいいのかわからなかったからもうみんなの元に戻ろうと思った。
「あっ、えっと、もうみんな待たせちゃってるから行くね!私。
じゃあね!」
なんだか逃げるような形になったけど、気にせず来た道を戻ろうとしたら……
洸哉に腕を掴まれる。
「真菜……」
って、切なげに私の名前を呼ぶんだ。



