人気者の上原はいつも不機嫌




ーー「夏祭り、楽しみだなぁ!」



あの後、4人全員浴衣を買って店を出た。


私は欲しかった黒系の、ピンクの柄が入った少し大人っぽいのを買ったつもり。


夏帆は薄ピンクかベース、絶対可愛い浴衣だし


何より上原と須藤くんは誰よりも浴衣が似合ってかっこいいだろうなって今からでも想像できた。



絶対2人は夏祭りで注目の的だろう。



「………あ!
ねぇ、あの店ちょっと寄ってもいい?」


買わないといけないものがあるんだ、と言って夏帆が指差したのは雑貨屋さんだった。



「おう!
じゃあ荷物貸して。


慎也と外で待っとくな。」


「あっ、とか言って海斗くん、座りたいんでしょ?」


「うわぁ、バレたかぁ!」



なんて言って、2人が笑い合っているのをつい見てしまう。



「小野田さん、俺も荷物もらうよ。」


「………へ?あ、ありがとう……!」



須藤くんに話しかけられ、我に返る。
今の私、なんか変だ……!