人気者の上原はいつも不機嫌




ーー「うわぁ!浴衣って思った以上に種類があるんだね!」



……次の日、終業式が終わり私たちはショッピングモールに来ていた。



終業式の終わりということもあり、学校の生徒が多かったし、多くの人たちに見られた。


それに他校の生徒や、年齢層関係なく上原と須藤くんは注目の的で


通るたびほとんどの人が2人を何回も見ていた。


「金魚の浴衣って可愛いな!
俺これにしよっかな。」


「ちょっと海斗くんだめだよ!
それ女の子の浴衣だから!」


「え、まじで!?
可愛いのになぁ、これ。」



………こいつ、いくらなんでもやりすぎでしょ。


服のセンスもないって思わせたいんだろうけど、さすがに無理がある。


だけどそんな上原に、夏帆は純粋だから信じるわけであって………



「じゃあ夏帆、俺に似合うやつ選んでくれねぇ?」


「いいよー。
でも海斗くん、どれも似合っちゃうからなぁ。」


「金魚でも?」
「だからそれはダメなんだって。」


2人で見つめ合いながら笑い合う2人は誰がどうみても仲がいい恋人同士だった。


だからかな。


そんな2人を見て、複雑な気持ちになるのは…………。