人気者の上原はいつも不機嫌





「じゃあ早速明日の終業式の後、4人で買いに行こうよ!


私も新しいの欲しかったんだ。」



夏帆は満面の笑みを浮かべ、私たちを誘う。


そんなの断れるわけないよね!



「そうしよっか!


私も浴衣あるけど、自分に合ってないから買おっかな。」


せっかくだし私も買おう。



………て、いうか。


「2人とも、明日いけるの?」



問題は2人がいけるかどうかだよね。
まあ色々あるし、さ。


無理かもしれないから………。



「明日は午前で終わりだし行けるぞ!
慎也もいけるよな?」


「うん、大丈夫だよ。」


どうやら2人とも明日はいけるみたい。
じゃあ明日、ダブルデートをするのか。


でもまぁ、私と須藤くんは本物の恋人同士じゃないんだけどね。


「明日楽しみだなぁ。」


夏帆はどうやら本当に楽しみなようで。
見ているこっちまで幸せな気分になる。



「確かに最近補習ばっかで夏帆とデートしてねぇもんなぁ。


ごめんな。」


「ううん、大丈夫だよ!
夏休みも補習頑張ってね?」


申し訳なさそうにする上原だけど、騙されちゃダメだよって夏帆に言ってあげたい。


だけど夏帆は上原が好きなのだ。
悲しい思いはさせたくないから、私だって言わない。


なんて考えながらも、密かに私自身、明日が楽しみだって思っていた。