人気者の上原はいつも不機嫌




「あのね、せっかくだから夏休みに4人で祭り行きたいなって思って!


少し遠いけど、有名な大きい夏祭りあるでしょ?
あれに行きたいの!」



祭り………。


確か去年は夏帆と2人で行ったよね。



「おー!祭りか。
いいな!


ダブルデートってやつだな。」


「そう!
それでね………


全員で浴衣着て行きたいなって思って。」



上原は行きたそうな顔してるけど、あれは絶対作ってる。


あいつのことだ。
面倒くさいに決まってる。



「………って、浴衣!?
上原と須藤くんも着るってこと?」


「うん!
結構夢だったんだよね、そういうの。」


確かに、恋人同士浴衣着て祭りに行くのはいい。


それに……



「絶対2人が浴衣ってかっこいいよね。
普通に見たいかも。」



色気とか、なんかすごいんだろうなぁ。



「………小野田さんって、素でそういうこと言うよね。」


「………へ?」



本当のこと言っただけなのに。
嫌だったかな。


かっこいいとか言われ慣れてるよね。




「………じゃあ2人のためにも浴衣着てやるかぁ!
つっても俺、持ってねぇんだけど。」



「それは俺も同じだよ。
買いに行かないといけないね。」



そしたら2人とも、肯定してくれた。


夏帆はやった!と嬉しそうに笑って喜んでいる。