「明里ちゃん、本当に可愛かったなぁ。」
あの上原にはもったいないくらいの妹だよ!
「小野田さん、明里見てる時も目が輝いていたからな。
可愛いものに弱いんだろうね。」
「そ、そんなに……!?」
この間といい、今回といい、須藤くんにはなにかと恥ずかしいところを見られてる気がする。
その後も穏やかな時間が2人の間に流れ、私の最寄りに着き家へと向かう。
「ここの道で、上原の本性を見ちゃったんだよね………」
その道は、突然バイクが数台来て上原に殴りかかって来た時の場所だった。
「………海斗、強かったからびっくりした?」
「うん、びっくりしたよ。
もう夢かと思ったくらい。」
ヘタレだと思っていたらまさかの真逆って、誰でも驚いちゃうよね。
そんな私を見て、須藤くんは笑った。
…………冷たい、笑顔で。
その時初めて、今の須藤くんに違和感を覚える。



