「本当に全然だから!
これで仲がいいとかありえないからね?」
「そうそう。
俺には愛しいマイハニーがいるからな!」
マイハニー。
それは夏帆のことだろうけどその言い方が気持ち悪くて鳥肌が立った。
こいつがそんなこと言うの、なんか普通に嫌なんだけど。
なんて思いながら、また駅へと歩き出す。
駅に着くと、明里ちゃんは今にも泣き出しそうな勢いでバイバイと無理矢理笑っていて、抱きしめたくなった。
でもそうなったら私も離れにくくなるため、私も笑顔で返して須藤くんと一緒に改札を通る。
危ないから、と言って須藤くんはまた家まで送ってくれると言ってくれた。
最初は断ったけど、気にしないでと言われたから送ってもらうことにした。
さっきまで騒いでいたのもあり、須藤くんと2人になると余計静かに感じてしまう。
どこか大人っぽく感じられ、落ち着いた空気が流れてそれはそれで心地いい。
電車の中も空いていて、静かだし。



