人気者の上原はいつも不機嫌





あん時……?



漠然とした言葉で話すから、私に伝わるはずがない。




「………あ、まだあった。」
「まだあるの?」



なんて返せばいいのか。
頭の中で考えていたら先に上原が話し出す。





そして上原は私の方を見て………




「お前。」




と、確かにそう答えたんだ。





「………は?」



わけがわからない。
私が原因で、上原動じたことないじゃん。



「上原でも冗談言うんだね。」
「………はぁ?冗談じゃねぇし。」


「いやいや、ありえないでしょ。
それとも何?私がうるさくてイライラする感じ?」


それならまあ納得はできるかも。


上原に言われるとイラってくるだろうけど。




「お前見てると、ムカつく。」
「………っ。」


本当に言いやがったよこいつ。




「すぐムキになるし、キレ症だし、うるせぇし。
そんで………



バカみたいに素直だし、まっすぐだし。
お前がいると、俺のペースが乱されるんだよ。」




そんくらい気づけよ、と付け加えて私を見つめてくる。




それは、どういう意味……?




ただ、今は見つめられる上原から目がそらせなくて。



やっとの思いで私は上原に言い返した。



「………あんたは私の高校生活全部、狂わしたんだけど?」


「………知るか。お前が悪いだろ。」



これも私が悪いの!?
意味わかんない……!